« 7/4霧ヶ峰ロゲイン前日講習会 | Main | 7/6北ヤツハイキング »

2009.07.06

7/5 霧ヶ峰ロゲイン TEAM阿闍梨W

F1000629
75を取った後。車山湿原のレンゲツツジがきれい
イベントWeb;http://www.orienteering.com/kirigamine/index.html

TEAM阿闍梨の女子チームでロゲイニングに参加するのは初めて。嬉しい。おそろいのノースリーブかわいいでしょ♪なおちゃんが用意してくれました。

取り急ぎ簡単に。期待している人たちがたくさんいるようなのでー。

・チームスピード把握の甘さ
私のマックスペースでルートを考えていた
ー>フィジカル重視ルート。ガッツ登りが2つ入っていた
3時間効率よくなおちゃんの走りを生かせるようなルートにするべき
ー>事前にもちょっと情報交換、確認しといたほうがよかったかな。自分のほうがフィジカルが弱いと思い込んでいたが、3時間ぐらい短い時間だと逆転しているもよう

・それによるルート取りのミス
絶対取らなくてはいけない高得点の103、77を時間的に捨てなくてはならず
後半時間調整で南側を使うようなルート取りか ->いまだ理想ルート描けず。ー>木村さん、絶妙な配点です、恐れ入りました。
#例えば今回のルートでベストだと103、77、36を足して1236点

・しかし!その分チームワークがんばる
90分以降最後まで登り中心に有無を言わせずなおちゃんの背中押し続ける
なおちゃん、それに応えてめちゃくちゃがんばる
緻密に時間計算とルート検討し続け、得点をカバーしていく

・なので45秒前ゴール!
これは想定内じゃ。しかし63から超ダッシュ、心拍ここへきてなんと170を超える。

・よく攻めたよ、よく走ったよ私たち、がんばったよ~~。(どうやら23キロは走っていたらしい)34-87と登りきったとき、周りの山々の風景はとて素晴らしくて2人で雄たけび~。がんばって登ったご褒美なり。

・私たちの持ち味がでるのは6時間以上かしらん。いや3時間でもまだまだいけるぞー。

・ゴールして10分ぐらいしてから、両ふくらはぎつりまくって悶絶。みなとおしゃべりをするどころか痛くて転げまくり、横にいた帝王にあれこれやってもらう。今も痛いよー。夜寝ているときまたつりそうで怖い。

・南北朝の争いだと勝手にいっていた帝王ヤギと上皇村越(頭も剃ってたしね)の闘いはあっさり4分オーバー村越(これで霧ヶ峰2連続タイムオーバー)、これで島流し。

・同じく御大Tac杉山もタイムオーバー。なんですとー。TEAM阿闍梨、かろうじて?ヤギで面目を保つ。来年、前日講習会呼んでもらえないかも。

・当日朝やってきたみやりんさんは今回はタイムオーバーなし。よかった、よかった。

・同宿、講習会アシスタントのマッパ;きみさんは男子3位入賞!素晴らしい準備とプランニング

・ご近所のハリ天狗さん&ハリマネさんチーム、ロゲ初参加!気づくとシニア混合優勝で表彰台

ぬー、次はやるわよー。ロゲイニングはやはり面白い。

P7050468スタート前、2人で。おそろいのウェア。暑くなることが予想されたのでノースリーブにショートパンツ。次はランスカかスコートだな。
日焼け止め塗り塗り。

Img_085715分前に地図をもらってルート検討。おおよその塊の得点計算。
ポイントはスタートより北西の八島湿原、スタートより南の踊り場湿原、そして東の標高高く遠い車山方面。この3エリア全てはいけないのでポイントによりどれを外すか考える。
今回広がったエリアの151-80はただのピストンになるので時間的にも体力的に却下。それにつながる車山頂上付近にはCPが少ない。この時点で車山山頂を通るルートは捨てる。

八島湿原より踊り場湿原のほうが100点以上ポイント高い。が100からコンター道で抜けていくのにどれだけ時間がかかるかが不安で今ひとつ積極的になれない。
八島湿原の102は魅力的だが木道区間が長い。
外周の稜線は遠い、ハードそうだがポイントが高得点につながる。

悩ましい。

悩ましいならじゃあ近くて高得点の踊り場湿原にしましょと、これでガッツルート決定~。たぶん100を抜けるところで1時間弱、これだと八島湿原まではいけないから手前の34-87尾根を登ってメインディッシュの霧ヶ峰の風景を楽しんで帰ってくることに。77、103には2時間経過でチェックしたい。その後のルートは時間次第で74-44or36に抜けるか、74ピストンー35-76-36-44。

ルートは1200点周辺を考えればそんなに悪くないと思う。思い切って八島湿原方面をバッサリ切った。
反面、時間通りに進んでいかないと先に会場周辺のCPを取ってしまうため時間調整が利かない、だいぶ手前で戻ってくる時間を決断する必要がある。

自分が3時間ガッツ走るペースだと、普通に帰ってこれると思っていたのだが、これが今回得点が伸びなかったことにつながる

F1000625気づくとスタート!詰め切れていなかったのであわわと合図があってから地図入れてスタート!
案の定踊り場湿原方面は人がいない。まあいいんじゃなーい。とても静かで走りながらうっとり。
写真は31をとって、101に向かう踊り場湿原沿い舗装道を走るなおちん。遠くに蝶々深山?

写真は村越さんから。87を取りにいくところ
Img_0881
前半のハイライト100のコンタ道を抜けて舗装道路に出る頃1時間弱。少し押しているが予定通り。がここから思ったよりペースがあがらない。41から62の登りでなおちゃんとすでに差が付き始める(このラップは10分かかっている)。この時点でチームペースの読みの甘さに気づいた。この分だと中盤クライマックスの34-87へ登りはかなり時間がかかりそう。走りながら中盤以降のルートをあれこれ考え始める。先にとろうとしていた35は後半に取ることにする。少しでも77-103どちらかでもゲットする可能性を高めるためでもあった。

64を取っていよいよ登りの沢の入り口ですでに1時間半が経過。30分で103-77まで行くのは非常に厳しい。時間を見ながら変更だな。34への登り途中からなおちゃんの背中押しが始まる。

登りながら徐々に見える霧ヶ峰の風景が素晴らしい!二人でキャーキャーいいながら進んだ。ここまで登ってきたご褒美じゃ。
この時間になるとすれ違う参加者はもちろん、登山者も多い。お互い譲り合い挨拶をしながら進む。ついレースになると回りが見えなくなるが、これから霧ヶ峰でロゲの開催が続けられるようにするのにも、登山者からのロゲイニングへの印象をよくするためにも、こういった山でのマナーはきちんと持っていたい。ロゲイナーだけのフィールドではないことを常に頭にいれてほしい。トレイルランの二の舞にはなりたくない。あるファミリーチームとすれ違いの時は、おとーさんが男の子に、『避けるときは山側にね。』と教えていた。うーん素晴らしいです。ロゲで楽しみながらマナーを学べる。

ということで、女子2人は目立つので(しかも足やら靴やら泥だらけでゼーゼー言っているし)、今回の大会の愛嬌部門を(勝手に)担当し、笑顔を絶やさずすれ違う、抜かさなければならない人たちとコミュニケーションを取りながら進んだ。楽しかったよー。

といいつつもゼーゼー。

77は難しい、せめて103を取るか、75をスキップして103を取ろうとも思ったが、登りも増えて時間がかかって確実にタイムオーバーになりそうだ。
ということで、ばっさりあきらめて75ピストンで74をとり、残り時間でそのまま36へ下るか74ピストンで35-76-36ルートにしようとなおちゃんに提案。ここからは緻密な時間計算。こういうルートを練って集中している間、ナオちゃんは普通に地図が読めるので先導して引っ張て走る。とても助かります。

35を出た舗装道路でゴールまで63を入れて、約2.5km。20分あればゴールできるはず。

74を取った時点で残り40分弱、ピストン入れて10分で35へは降りれるだろうということで74-36へ抜けず35-76-36ルートを選択。

35手前下りでなおちゃん転倒!泥だらけ、傷を作ったがなんとか大丈夫そう。踏ん張る。
35で残り29分。76ピストンで10分かからないだろうから取りに行くことにする。76で残り23分。36へ抜けるルートは地図から見ても(去年実際通ったが)明らかに走りずらい、実は6本も等高線を登るのでタイムオーバーになる可能性もある。なので36はロードから取りにいくことにしる。こちらのほうがなおちゃんもストレスないだろう。
とはいえ、長いっす~~。。1本の等高線の登りがつらい。ここでも背中押しをしながらがんばって走る、走る。36は無理、1分単位で計算しながら最後63を取れるかどうか。

ちなみに、これなら間に合う!と思っていたのだが、私のストップウォッチ、スタートしてから1分以上立ってから押し始めたことに気づいた、がーん。

63は時間的に取れると確信したので直接ゴールへ行くのはやめた。下りはがんばってビュービュー走る。

最後の登りも押し。パンチしてからゴールは見えるが実は距離はある。後ろから”残り3ふーん”となおちゃから声がかかる。これなら大丈夫!と思ったが、ゴールに人がうじゃうじゃしてパンチングフィニッシュのフラグが見つからないと困るのでダッシュする。フラッグ発見!しかし2人でゴールきちんとしたいので10秒ほど待って一緒にパンチ、ゴール!ここのラップ始め、最後の30分は相当速い。

わたしたちがんばった!

霧ヶ峰はとても素晴らしい景色が広がる。こういうところをオフィシャルに駆け回ることができるのはとても幸せなこと。去年も書いたけれど、行政とタイアップしてここまで好意的にイベントが開かれるのはとても素晴らしいし、重要なことだと思う。
大会運営のご苦労はたっぷりあると思いますが、これからも続くことを願っております。私たち参加者のマナーも徹底したいですね。

それにしても今回の配点はうなりました、木村さん、さすがですー。
そのほかのこういうルートは?を考えておりますが、私レベルでどのルートをとっても大体1250-1300点ルート。

これはどうかしら?霧ヶ峰稜線&八島湿原超満喫ルート。こちらもそれなりにハードだけれど、垂直方向より水平方向がどちらかというと得意なわれわれなら気分的によいかもー。
S-63-36-76-35-34-87-75-103-77-104-82-43-33-42-102-64-62-41-32-45-F
=1236
これでも私たちのコースフルと一緒の得点。がんばってプラス44とか60とか?
逆周りのほうが湿原は人がいなさそうな時間帯でいいかなあ。ゼブラ山の取り付きの西の等高線にうげっ!とくるけれど、実は真ん中の蝶々深山のほうが標高高いのよね。。ここら辺もさりげなくトリック。今回外周稜線コースの得点が比較的高いし、上位チームはみんな行ってるんですね。

来年も参加できたら、行ったことないところに行ってみたいなあ。いよいよ外周稜線か。それぐらいできるようガッツ体力つけておくようにしよう。基本的に霧ヶ峰はフィジカルの要素が高いからね。その分配点が絶妙なので作戦次第でいくらでもどうにでもなる!
今回の踊り場湿原もよかったですよ!人が多くなくて静かに気持ちよく走れてゴキゲンでした。

平均HR 162、max176 2'57'54
装備;ノースリーブ、ショートパンツ(patagonia)、ザック/ルーファス(グレゴリー)ハイドレーション使わず)、シューズ/ロックライト295(inov8)、ポラール心拍計、モスクワコンパス、アイグラス(zerorh+)、ファーストエイドキット(ポイズンリムーバー、三角巾、滅菌パッド、ティッシュペーパー)、携帯電話、熊よけ鈴、小銭

補給;エナジーゼリー1、パワージェル梅1、お茶500ml

予備:ミックスナッツ、炭酸水(グレープフルーツ味)、撥水ジャケット(サロモン)


レース後八島湿原へ。反省会その1?
P7050482_3今日の移動は、オリエンテーリング合宿でもよく使わせていただいている甲斐大泉のペンションいろりまで。なので時間はたっぷり、Tacさんも私たちも行かなかった八島湿原にせっかくだからと散策にでかけた。
もちろん3人とも地図を持っていくのが素晴らしい(当り前?)。ここが104番かーとかあれこれ反省中。


P7050478_2 私も地図を持ち遠くに見える山を同定中。蝶々深山って名前もかわいいけれど、山もいい形していますね。






P7050488ハクサンフウロ。その他いろいろなお花が咲いていました。まったり。15時を過ぎても散策する人たちは多く、ツアーハイカーも多い。ロゲイニングのスタート時間は早めて正解だと思った。

P7050487
梅雨の時期、奇跡的に晴れた1日。今年も霧ヶ峰のフィールドを大満喫。またやってきたいな。

|

« 7/4霧ヶ峰ロゲイン前日講習会 | Main | 7/6北ヤツハイキング »

Comments

お疲れさまでした!
前日より妄想"妻"事件は爆笑でしたねー

連日梅雨空の中であの日だけ青空
気持ちよく走れました♪
ガッツ上りの後の景色、最高でしたねー。
私もうきゃうきゃ言いながら走っておりました。

阿闍梨レディスおそろいウエア、かわいかったです
また次回!よろしくお願いしますー。

Posted by: takako | 2009.07.06 23:22

お揃いの爽やかウェア、かわいい('-^*)!!

Posted by: まど | 2009.07.07 09:11

お会いできて嬉しかったです。一週間前にウルトラを走ってしまい(それも関門OUT、、、ぶぶっ)脚ひきづりながらの参加でしたが、霧が峰の景色に癒されました。ロゲインちょっとずつですが、がんばります。

Posted by: yabeetsu | 2009.07.07 22:48

☆たかこさん、
表彰台おめでとうございます!さすがですなー。そのまま妻になっちゃうのはどうなのですか?
またお会いするのを楽しみにしています♪

☆まどさん
次はショートパンツじゃなくてランスカかスコートで攻めますわ?

Posted by: rika | 2009.07.08 08:39

☆yabeetsuさん
こちらこそお会いできて嬉しかったです!ウルトラ後とはお強い。。それでも出ちゃうとはーはまりつつありますかな?朝霧有度山も富士山見ながらでお天気よければとっても気分いいです♪

Posted by: rika | 2009.07.08 08:41

最近はもっぱら皆さんのブログレポートを読んで机上ロゲでございます。。
ちょうど昨年の霧が峰がロゲデビューでした!臨場感あるレポ拝見させてもらいました。
チームワークと戦略。知識+経験=知恵なロゲはやっぱり奥が深いですね~

そうそう、11月くらいに信越トレイルを計画しているのですが、rikaさんのフォトレポ参考にさせてもらっています。秋深まる頃の信越画像を見て妄想しきり(笑)

Posted by: suu | 2009.07.10 11:51

貴重な臨場感あふれる戦略記事が出たので(待ってました〜)、まず、プリントアウトして先日の地図と共にテープルに広げました。
そして、rikaさんチームの足取りを追いかけさせていただきました。ますます面白い。途中で体力・残り時間・まだある欲・・・それらを秤にかけて次々と戦略練り直しや方向転換、そして決断。最後の63を回る頃は、おぉ、大丈夫かぁなんて思わずドキドキしながら走っている気分になりました。
Very very Thanksでした。

Posted by: ハリ天狗 | 2009.07.11 22:11

☆suuさん
霧ヶ峰デビューとは素敵すぎます!そっか去年同じ場所にいたのですね。
秋の信越トレイルいいですね、北に行けば行くほど斑尾とは風景違って楽しめますー。

Posted by: rika | 2009.07.13 07:56

☆ハリ天狗さん
なんだかそこまでしていただいて恐縮です~。
でもロゲは時間が経ってもあれこれ考えられて楽しいですね。
ロゲ協会の事務局長さんが下記のwebにてGPSで軌跡を取っていたチームのルートを鋭意作成中だと思います。私たちのも。これ、おもしろいです。
http://www.rogaining.jp/gadget/cgi-bin/reitti.cgi

また機会ありましたらぜひ!

Posted by: rika | 2009.07.13 07:58

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 7/5 霧ヶ峰ロゲイン TEAM阿闍梨W:

« 7/4霧ヶ峰ロゲイン前日講習会 | Main | 7/6北ヤツハイキング »