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October 2013

2013.10.31

10/14鍬崎山へ

Kuwasaki1
鍬崎山山頂より薬師岳方面をのぞむ

北アルプスの日帰り山登り。たった1日ではもったいない。もう1日いけるところはないかしら?と地図を見ると、独立峰の鍬崎山を発見しました。なんと埋蔵金伝説のある山ではないですか。

どうしても立山周辺というと2500-3000m級の峰々に目がいきますが、この鍬崎山、なかなか渋くてしかもなんともステキな山でした。

つづく

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2013.10.24

10/13室堂ー奥大日岳ー大日岳ー称名の滝

Tsurugi
今シーズンはまだ一度も剱岳を見ていなかった。いや正確には燕岳から見ているはずだがなぜか記憶なし。わたしにとって剱は登る山ではなく見る山。あのかっこいい荘厳な剱を見ずして今シーズン終わらない、、とめずらしくぽっかり空いたこの連休にみかん号を飛ばして往復920kmの旅にでかけてきた。

プランはいろいろ考えていたが、天気予報、情報から一気に冬がやってくるということ、立山は初冠雪の可能性ありということから、好きなテント泊はやめて日帰りで行けるところへ。立山周辺は5年前上高地~立山までの3泊4日の縦走、2年前の裏銀座縦走が台風により雷鳥沢停滞で、1日だけ晴れた日に剱御前~大汝~雄山、と2回きている。
今回は、その2年前剱を眺めながら下山する予定だった(雨で断念)大日岳方面へ行くことにした。これなら1日でなんとかなりそうだ。
webチケットを利用して、立山駅~室堂までの直通バスをギリギリ手配できた。ついている。駐車場も6時でぎりぎり臨時駐車場に入ることができた。さすが3連休、おそるべき混雑ぶりである。

思ったとおり室堂は雪景色。室堂までのバスが道路凍結によりチェーンを巻くという状況。室堂の気温はマイナス1度とのこと。冬の装備をしてきてよかった。実際、室堂から雷鳥沢までが雪とアイスバーンで木道、舗装道と一番危険な状態だった。
Dainichi2

新室堂乗越へ向かう途中、雷鳥沢を振り返る。
Dainichi4


一方、奥大日岳方面は、雪景色ではないので、いけるだろうと判断した。
Dainichi5

朝晴れていた空も雪が降りそうな灰色の厚い雲に覆われてきた。これでは剱はのぞめそうにないかもしれない。
奥大日岳は着雪はあるがギリギリなんとかなりそう。室堂に比べたら静かな山歩きで嬉しい。
頂上はすぐそこ。2時間ほど。
Dainichi8

Dainichi10奥大日岳頂上にて、記念にお約束の写真をとってもらう。後ろはこれから行く大日岳。案外遠い?ここでは剱岳方面は厚い雲に覆われてきたので写真なし。

これから進む大日岳方面と、地形萌えな弥陀ヶ原。明日登る予定の鍬形山をのぞむ。
Dainichi11


頂上には10分もいただろうか、寒かったのもあり、雲が晴れることを期待して大日岳方面へ。WストックとHOKKAをはき、ヘルメットを持った2人と一緒になる。後ろの若い男の子の足元が見ていてひやひやする。速いね~といわれるが、いえ走っているわけではなく歩いているんですよーと返した。岩場でストックつくのは不安定で危ないし遅い。手から外すのは面倒かもしれないが、かえってバランスをとれず危ない。これ、ほかの登山者もほんと多い。売るほうも指導しないのかしら。危険です。自身の安全も、周りにかまわず振り回すのも。

となんだかんだしているうち晴れてきた!振り返ると立山方面くっきり。手前が奥大日岳のピーク
Dainichi12

そして剱岳も!素晴らしい。この雄姿をみたかったのだー。写真に写るおばちゃまらはこの剱岳を見ながら進んでいく。いいな。「ラッキーだわ、最高。」そんな会話をした。

Dainichi14

いったん鞍部にある大日小屋を過ぎ登り返すと大日岳。なんと晴れている!!ここで20-30分ぐらい360度の景色を眺めながらご飯を食べてのんびりすごす。
Dainichi18  Dainichi15 

名残り惜しいが、寒くなってきたこと、称名の滝からのバスの時間が気になり始めたので、下りる準備をする。称名の滝から立山駅までのバスは1時間に1本、15分程度なので、8-10km。走ったり歩こうと思えばどうにかなるのだが、この季節なるべく早いうちに下山したい。

降り始めるとあっという間。今度は大日平目指して紅葉を楽しみながら下る。遠くに雄大な薬師岳、手前の山は翌日登る鍬形山、そして弥陀ヶ原。深い谷の奥が称名の滝。あの深く落ちている谷をくだらなくてはならない。と思うとまだまだ長い。この尾根も地形萌えでしょ。地形図と照らし合わせると面白いですよ。
Dainichi19_2

紅葉は一気に寒くなってしまったせいかいまひとつだったがナナカマドが鮮やかだった。
2年前雨の中雷鳥沢から美女平まで弥陀ヶ原を延々6時間歩いた。その風景を谷を挟んで反対側に見ることができる。なんだか感慨深い。そのときは翌朝登山研から救急車に乗って付き添いをしたなー、消防士さんに、その歩いたルートと時間を告げるとびっくりされたなーとか。ふつーバスを使うだろうし、その時間でテントかついでの移動時間にびっくりされた。

ここは地形萌えしながら遠くに薬師岳や鍬形山を見ることができて歩くのはいいね。

Dainichi20 Dainichi23

大日平小屋まですぐのところで振り返る。正面の谷がある鞍部から降りてきた。
Dainichi21

Dainichi25大日平を過ぎていよいよ急斜面。地形図を見てもここは危ないかもという牛首を通過して一気に称名の滝へ。
ここはふつーの格好をした観光客が多くてちょっとそのギャップに戸惑う。

日がかげ始めるころ、ちょうどよい時間のバスに乗ることができて無事下山。1人で行動する緊張感から解き放たれた。とてもステキな1日だった

行程はコースタイムで10時間ほど。8時間を目安に1640の最終バスには間に合うよう計画。実際は6時間。急いではいないし走ってもいないが、1人と言うこともあり、なるべく早め早めと意識していたよう。それでも十分にのんびり山歩きを楽しんだ。

一般的には1泊2日の行程。

山へ行くのならその土地の文化や民俗に触れたいと思う。立山は特に強く思う。
ということで、次にきた時は立山博物館、立山カルデラ博物館等々、見学する時間をきちんととろう。
いろいろと話を聞けば聞くほど興味深い。

830室堂ー雷鳥沢ー奥大日岳ー大日岳ー大日小屋ー大日平小屋ー1425称名の滝(登山口入口)-1434バス停ー立山駅

装備
補給

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